ホルヘ・ミム〜ラの「ラテンの魂」

アクセスカウンタ

zoom RSS 第29回 これは名案!? 使い捨てカイロの意外な使い道

<<   作成日時 : 2009/11/16 11:52   >>

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

日本に帰ってきたら、暖冬にびっくり。しかし、天変地異や農作物などへの影響を考えなければ、寒がりのホルへにとって都合がいい。

多くの人は、「南米が暖かい」というイメージをもっているが、そんなことはない。ブラジルのサンパウロやボルト・アレグレにも四季があり、冬は寒い。ブエノス・アイレスの冬だって、最低気温が氷点下になることは珍しくない。しかも日本と違い、冬なのに湿度か高く、気温5度で湿度90%なんてこともある。まるで、冷たい布団に包まれているようだ。

1カ月間が冬で、それ以外は真夏というパラグアイも冬には霜が降りる。赤道に近いエクアドルやコロンビアも、首都のキトやボゴタは標高が高いため、夜間は気温がグッと下がる。

このように南米も結構寒いのだが、不思議なことに“使い捨てカイロ”というものがない。しかしよく考えてみると、不思議ではないのだ。なぜなら、元々“カイロ”が存在しない。存在しないものがユーザーのニーズに合わせて“使い捨て”に進化するわけがない。そりゃ、そうだ。

しかし冬場のゲームの時、ホルへが使い捨てカイロを知り合いのカメラマンに配ると、「これは、すごい!」といって感心する。そして「もっと、くれ」というが、決して「売ってくれ」とはいわない。どうやら、使い捨ての物に金を払うことに抵抗があるようだ。

そういえば、“レンズ付きフイルム”とかいう、使い捨てカメラも南米で見た記憶がない。使い捨てライターはあるが、ガスがなくなると底に小さな穴をを開けてゴムバルブを詰め込み、ガスを充填できるようにして繰り返し使っている。ちなみに、スペイン語で使い捨てのことは「ウナ ソラ ビダ」といい、直訳すると「一度だけの命」となる。
なんとなく、ロマンティックである。

日本と南米各国を結ぶフライトは、20〜30時間といったところ。ず〜つと座りっぱなしだったら、エコノミークラス症候群になってもおかしくない。防止策として、水分を多く摂ったり、機内を歩いたりする。しかしホルへは、それ以外にも気を使わなくてはならない。

それは痔である。座りっぱなしというのは、肛門周辺が鬱血するので、持主にとっては避けたいところ。しかし機内を歩き回ってばかりもいられない。そのため、長旅の後は決まって悪化する。なんとかこれを防ごうと考えたホルへは、ついに素晴らしい方法を編み出した。

それは、“貼るタイプ”の使い捨てカイロを、肛門部分のパンツに貼りつけることだ。こうすれば、座わっていても肛門が温められ、鬱血が防げるという寸法。実際にやってみると、お尻がポカポカと温まり、実に気持ちがいい。これで痔の心配ともオサラバ。

人間、頭を使うべきだ、と喜んだのもつかの間。長旅も終わりに近づいた頃、肛門の周囲がズキズキと痛みだした。そしてその痛みはどんどん増してくる。噂に聞く、低温ヤケドというやつだ。こんなところをヤケドした人間が、世界中にはたして何人いるであろうか。まるっきり、大バカである。

虎は死んで皮を残すが、「ウナ ソラ ビダ」のカイロは、死んでホルへにヤケドを残した。


(2005年2月)

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
第29回 これは名案!? 使い捨てカイロの意外な使い道 ホルヘ・ミム〜ラの「ラテンの魂」/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる