ホルヘ・ミム〜ラの「ラテンの魂」

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zoom RSS 第33回 価値観が違う!?コロンビアの犯罪事情

<<   作成日時 : 2010/02/17 10:59   >>

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本編に引き続き、今回はコパ・アメリカのお話。
コロンビアで一番多く質問されたのは、「この国(この街)をどう思うか?」ということ。

ようするに、「コロンビアのコカインを目の仇にするアメリカの隠謀(彼らはそう思っている)で、危険が一杯、悪人が一杯の国だと思われているが、本当は違う」という事を皆が力説したがっていた。

たしかに今回は危険な目や泥棒に会わなかったし、人々は皆親切だった。
しかし隣国エクアドルでキーを入れたまま自動車のドアをロックしてしまった人が、針金でガチャガチャやったが手に負えず、最後には「コロンビア人を探せ」と叫んでいるのを見た。

また昨年は知り合いの日本人が夜タクシーに乗ったら、仲間が待っている所へ連れて行かれ、ナイフを突きつけられて身ぐるみはがされ、最後は山の中に捨てられた。さらにチリで仲良くなったコロンビアの女の娘に腕時計をあげたら、「うれしいけど、チリに帰ったら時計を着けて街を歩けないわ」と言われた。

事実犯罪は多いのだ。公衆電話の受話器は持って行かれないように、チェーンが掛けられている(こんなもの盗んでどうするんだ?)。またほとんどの都市では、オートバイに乗る時はプレートと同じナンバーが入ったビブスの着用が義務付けられている。これはオートバイを使った引ったくりやヒットマンの暗殺が多いためだ。

ゲリラによる誘拐も多く、2月に日本人が誘拐された事件は未だ解決されていない。大会直前にはサッカー協会の副会長も拐われている。

しかしコロンビア人は、「どこの国にも犯罪者はいる。コロンビアでは5%がそうです。あとの95%は真面目な人間ばかりだ」という。たしかに日本でも毎日事件が起きている。しかし、全人口の5%が悪党というのは多過ぎないか? また凶悪犯罪はアメリカの方がずっと多いと非難し、オートバイを使った引ったくりも世界中にあるという。

たしかにその通りだ。しかし他の国ではライダーにビブスを着けさせていない。「これを義務付けているコロンビアは、防犯対策の先進国だ」と主張する。理屈は合っている。また誘拐については、「誘拐されるのは金持ちだけ。一般人には関係ないこと」とバッサリ。たしかにそうだ。しかし何故か納得はできない。価値観が違うからだろう。

大会の警備は厳重で、どこも警官と機動隊だらけ。おまけにIDカードの裏の注意事項には「会場内に武器は持ち込めない」と書いてある。マスコミに対してこんなことを言うスポーツイベントが他にあるか?

そして会場に入る時は2度に渡ってカメラバックを念入りに調べられた。本気で武器の持ち込みを警戒しているのだ。やはり価値観の相違があるとしか思えない。

でも、いつも持ち歩いている護身用のペッパースプレーは、うまく隠して持ち込んでいたけどね。


(2001年9月)

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