ホルヘ・ミム〜ラの「ラテンの魂」

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zoom RSS 第34回 分別なんて関係ない!?南米の困ったゴミ事情

<<   作成日時 : 2010/03/10 12:02   >>

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日本でゴミの分別をするようになったのは、いつ頃からだったろうか。
ホルへが高校生のときは、すでにそうだったような気がする。その記憶が正しければ、東京では約30年前から分別していたことになる。

現在は、自治体によってはガラス瓶をさらに色で分けるなど、何種類にも分別しなければならない。ゴミを捨てるのも一苦労だが、環境のことを考えればそれも致し方ない。

しかし南米ではゴミは捨て放題。分別など存在しない。
ブエノスアイレスでは土曜日以外、毎日ゴミ収集車が稼動している。
さらにゴミを置く場所の指定がなく、家の前に出しておけば持って行ってくれる。捨てる立場からすれば便利この上ないのだが、環境問題はどうなっているのだろうか。

そこでブエノスアイレスのゴミの行き先を調べたところ、ゴミは焼却ではなく郊外の広大な土地に廃棄されていることがわかった。ゴミを捨てては土を掛け、またその上にゴミを捨てて土を掛ける。こうして出来上がった小山が、ゴミ廃棄場にボコボコと並んでいる。

生ゴミなどは分解されて土になるので、何年か経つと小山はかなり小さくなる。
そして、またその上にゴミと土を重ねていく。やがてその廃棄場が一杯になったら、別の場所を新たな廃棄場にするのだ。

アルゼンチンほど大きくない国でも、人ロ密度が低く土地は余っているので、やはりゴミは焼却ではなく廃棄である。

コロンビアで、2部リーグに所属する地方のチームを取材したときのこと。
市内からチームのバスに同乗し練習グラウンドへ向かった。
現地に着くと、辺り一面に異臭が立ち込めている。聞けば、すぐ近くの谷がゴミの廃棄場だという。

ここでは深い谷にゴミを捨てているため、下の方では高圧力により自然発火が起こっている。
そこから立ち昇る煙と腐った生ゴミが異臭の正体。
もちろん分別はされておらず、プラスチックやあまたの化字物質が、低温でジワジワと燃えている。この辺りの空気は、ダイオキシン濃度が非常に高そうだ。

グラウンドに設置された蛇口から選手が水を飲んでいるが、この水は地下水をボンプで汲み上げたもの。
これも、かなり汚染されていると思って間違いない。
こんな場所で毎日練習していて大丈夫なのかと心配になった。
まかり間違って、ダイオキシンがFIFAの禁止薬物に指定されたら、ここの選手は全員ドーピング検査で引っ掛かるだろう。

エクアドルでは、ホルへ自身がゴミ関係で恐ろしい思いをした。
南米の多くの国では、トイレットペーパーを水洗便器に流せない。流すと詰まってしまうのだ。
このため、使用したペーパーは、トイレの中のゴミ箱に捨てることになる。もちろん、大便を拭いた紙もだ。

ある朝、ホルへが道を急いでいると、前方に大量の使用済みトイレットペーパーが散乱しているのに遭遇。ゴミ集積場を野良犬が荒らしたらしい。なんとなく、その辺りの空気が黄色っぽいように見える。
当時、この国ではコレラが大流行。しかし目的地へ着くにはここを通るしかなく、息を止めて突っ切った。

そして翌日に下痢。
世界初の空気感染コレラ患者になったかと思ったが、それを心配しすぎたことによる神経性の下痢だった。


(2005年9月)

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