ホルヘ・ミム〜ラの「ラテンの魂」

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zoom RSS 第39回 ホルヘの“シルバー・アルゼンチン”移住計画

<<   作成日時 : 2010/07/28 11:43   >>

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先日、アルゼンチンの身分証明書の更新に行ってきた。日本で身分証明書というと、学生証や保険証、運転免許証が一般的。
しかし海外の多くの国では、国が発行する公式の身分証明書というものがある。

アルゼンチンの場合は通称DNIといい、全ての国民がこれを持っている。
オギャーと生まれたらDNIを取得する。もちろん義務であって、これかなけれは正式な就学も就職もできない。

形状はパスポートを小さくしたようなもので、出生のデータから写真、指紋などが収められている。
DNIに押されている指紋は右の親指だけだが、申請者はすべての指の指紋を採られ、これは役所に保管されている。

日本でも、犯罪対策のために全国民の指紋を採取すべきという声はあるが、 「人権問題だ」と反対する勢力の方が強いようだ。

しかし、仮に日本で指紋の採取が義務付けらても、それを逆手にとった商売が繁盛するだけかもしれない。
超薄型で違和感のない指先用シールが売られたり、 「アイツの彼氏は○○指紋、隣のアニキも○○指紋?」などというテレビコマーシャルが流れ、形成美容外科医院が指紋を変える手術で大儲けしそうだ。

アルゼンチンのDNIは、外国人でも審査が通れば交付される。
サッカー留学や、こちらのチームでプレーする場合には、DNIが絶対に必要。以前はパスポートによる登録で試合に出られたが、今はDNIがなければ登録できないからだ。

ホルへは昨年、就労ビザとDNIを取ったが、申請書類を揃えるのがいろいろと面倒だった。

まず、領事館が指定する病院で健康診断を受けなければならない。
その料金は約3万円なのだが、検査結果が入った封筒は封印されていて、中身を見ることができない。大枚を叩いたのに、自分の血圧すら知ることができないのだ。

それから必要なのが「無犯罪証明書」。これを取りに桜田門の警視庁へ出頭、いや、出向いた。
ここでホルヘの指紋が警視庁のデータと照合される。過去に働いた些細な悪事が露見するかとヒヤヒヤしたが、無事に通過。

これら以外にもいくつかの証明書や書類を集め、今度はそれらを外務省に持って行って認証してもらわなければならない。
あー、ややこしい。

こうして晴れてDNIを取得したわけだが、こうなるとアルゼンチン定住者と見なされ、社会保険料の支払い兼務などが生じる。
あまたの国会議員が国民年金保険料を支払っていないというのに、なんとホルへは、日本とアルゼンチンの両方で支払っているのだ。女優などを使わずに、社会保険庁はこういう人間をCMに起用すべきではないか。

まあ、それはさておき、なぜホルへがDNIを取得したかというと、それは老後のため。
我々の年代が受給できる国民年金はせいぜい5万円くらい。日本で、 1カ月5万円で生活できるか。東京だったら家賃にもならない。

しかしアルゼンチンならゆとりのある生活が送れる。
永住権の取得までには、あと2回DNIを更新すればいい。

こうして、ホルへのシルバー・アルゼンチン移住計画は、着々と進行している。


(2004年7月)

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