ホルヘ・ミム〜ラの「ラテンの魂」

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zoom RSS 第43回 無法地帯(!?)のアルゼンチンに慣れてしまうのが怖い!

<<   作成日時 : 2010/12/14 12:31   >>

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南米と日本の常識の違いについては慣れたつもりだったが、最近、立て続けに驚かされることがあった。
昨年12月、ライブハウスの火災で約200名の若者が死亡した。
そこの経営者であるチャバンは、身柄を拘束されて検察の取調べを受けていたが保釈金を積み、裁判で有罪が確定するまでは自由の身となった。

これは、まったく合法的なことである。しかし遺族はそれに激怒。
彼が暮らすマンションを取り囲んで一日中シュプレヒコールをあげ、生卵や腐ったトマトを建物に投げつけている。

たまらないのは、同じマンションに住む他の住民や近所の人たち。
82歳のお婆さんは、「チャバンが帰ってきてから、うるさくて一睡もできない」と嘆く。

遺族の感情は分かるが、やっていることは犯罪である。にもかかわらず、護衛で張り付いている警官隊は何もしようとしない。
チャバンが拘置所から戻ってきたとき、遺族のひとりが警官の隙を突いて彼に殴りかかった。

しかし、何もお咎めはなし。
”チャバンに襲い掛かった男“として翌日はテレビに出演していた。

これと似たケースは、ボカ対チーバスのコパ・リベルタドーレス準々決勝で、ピッチ内に入ってチーバスの選手を殴ったサポーター。
警察が逮捕しようとしたが、他の観客の助けを得て逃げ切った。
そのシーンは、ニュースで何度も流され、犯人を特定するのは簡単だったはずだが、またしても警察ぱ動かず。

2日後、彼はテレビに出演し、ボカ・サポーターの熱い思いを語り、一躍ヒーローになってしまった。
日本やヨーロッパなら、こうしたケースでは傷害罪が適用されたり、チームから半年間の入場禁止などの処分がなされるはずだが、彼はその後も”サポーターの中のサポーター”として堂々とスタジアムに足を運んでいる。

何と、犯罪に対して寛大な国であろうか。
犯罪に寛大というよりも、法律が軽んじられているのだ。

先日ホルヘは、プロテインを買うためにサプリメントなどを売っている店に行った。
ついでに、「腹のゼイ肉を取りたいんだけど」と相談すると、「それなら、これがいい」と、錠剤が詰まった小瓶を出してきた。

そこには”Efedrina”と書いている。ということは、エフェドリンか。
店員に、「これって、マラドー犬が94年W杯でドーピングに引っ掛かった興奮剤じゃないの」と聞くと、「そうだ。よく知ってるな」と、澄ました顔で答える。

脂肪を燃やすには、これが一番だと勧めるが何かヤバイ気がする。
家に戻って電子辞書の百科事典で調べると、「喘息や咳止めの薬として用いられる。交感神経末梢を刺激する」などの効能の後に、劇薬で覚せい剤の原料となるなどと書かれている。

やっぱり、ヤバイ薬だった。

そういえば、日本の主婦が覚せい剤に手を出すきつかけの多くは、”痩せる薬”として勧められたからだという話を聞いたことがある。
となれば、本当に痩せる効用があるのかもしれない。

しかし、薬局でもないサプリメント屋で、覚せい剤の原料である劇薬を売っていいわけがない。もちろん違法なのだが、法律を守るうなどという気はさらさらないのだ。

こういった風潮に慣れてしまうと、日本に帰ったとき、無意識に罪を犯してしまいそうで怖い。


(2005年8月)



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